「水療治療」または「Aquatherapy」は、水の特性を利用した治療法です。水の密度が体を支え、体重を大きく感じさせないため、自由に動きやすくなります。水療治療は、様々な病気の患者、筋力が低下している患者、パーキンソン病の患者、関節炎の患者、さらには筋肉系と脊椎の問題を持つ患者にも使用されています。
水療治療の利点
- 関節と筋肉にかかる衝撃を軽減し、痛みを和らげます
- 温水の流れが痛みを軽減し、組織を柔らかくして関節の固着を防ぎます
- 水流が筋肉をマッサージしてリラックスさせます
- 温水の流れが血流を促進します
- 水の抵抗力が筋肉を鍛え、強くします
バンコク病院の水療プールは、4 x 6メートルの広さがあり、快適に動きやすいスペースです。空気の循環が良く、治療に適したおおよそ35度セルシウスの温度に水を温めます。高効率の水循環清掃システム、運動と筋肉のリラクゼーションを助けるための水流(Jet stream)システム、水中で身体を支えるための機器、水中運動用の器具が備わっています。プールの底は、利用者の身長や治療法に応じて1.8メートルまで深さを調整できるハイドロリックシステムで、物理療法士が密接に見守り、リハビリテーション医学の専門医が常にケアを提供します。水による体のリハビリテーションにおいて国際基準に沿った包括的なケアです