ヘルニアとは、腹部の筋肉の壁が弱くなった部分から小腸が飛び出したり、持ち上げたり運動による腹部の圧力が増加したり、便秘による圧力や前立腺肥大による排尿時の圧力、喫煙による慢性の咳などにより、鼠径部(ヘルニアが睾丸の袋に下がる)、へそ、またはしっかりと閉じなかった手術の傷跡などに膨らみが生じます。この膨らみは痛みを伴うことがあります。ヘルニアは腹部に戻ったり押し出されたりすることができます。
重篤な腹痛を伴うまで放置すると、腸が詰まって元に戻らなくなることがあります。このような場合は手術を受けるべきです。そうしないと、腸が壊死したり血流が止まったりするリスクや、血流感染症のリスクがあります。