スポーツ中の直接的または間接的な衝撃により、捻挫、打撲、骨折、脱臼、筋肉や腱の断裂が生じることがあります。特にスポーツによる徐々に蓄積する怪我は、関節やその周辺の箇所に多く発生し、主に筋肉や腱、骨や軟骨、軟骨板と椎間板、関節包と関節包腱、神経と血管が対象です。下半身は上半身よりもスポーツによる怪我を受けやすいため、怪我をしやすい部位を知っておくことは重要です。
怪我のリスクがある部位を知る
スポーツによる怪我のリスクがある部位には 以下が含まれます。
肩
肩領域の怪我は主に衝撃や引っ張り、転倒によって生じ、以下のような傷害が起こります。
- 水泳および頭を使って衝突するスポーツでの関節固定部の損傷
- ゴルフによる上腕部の前側の腱および腱鞘の炎症
- 鎖骨の骨折
- 体重を持ち上げるスポーツとコンタクトスポーツによる腕神経叢 (Brachial Plexus) の損傷
- 体操バー競技による橈骨神経 (Radial Nerve) の損傷
- 骨の成長板 (Growth Plate) の損傷は15歳以下のアスリートで発生し、投げる競技に見られます
骨盤と股関節
骨盤と股関節の傷害は、主に以下のような部位の怪我を引き起こします。
- 腱の断裂と慢性的な筋肉の引き裂き
- ボウリングとサッカーからの筋肉および筋肉腱接合部の損傷
- ランニング、サッカーのゴールキーパー、ダンス、ウォーキング、サイクリングからの腿骨外側部の骨の隆起の刺激
- ウェイトリフティングおよび投てき競技からの鼠径部ヘルニアと腹部ヘルニア