膝の軟骨炎
ランニングからの怪我について言えば、多くのランナーが走っている間に膝の周りが痛む経験をしているでしょう。ランナーの約20%が、膝の軟骨の炎症から膝の怪我を経験していると報告されています。
主な症状は、膝のお皿の周りが痛むことです。最初はわずかに痛むのみで、走っている間に徐々に強まり、走っている時だけでなく休憩中も悪化します。坂を上ったり下ったり、階段の上り下り、長時間座った後に立ち上がる、膝の後ろの関節が痛むなど、症状が顕著になります。
通常、体の動きのメカニズム、足が内に向きすぎる走り方が、膝に圧力を加え、コアボディマッスル(Core Body Muscle)の筋力不足、太ももの筋肉(Quadriceps)の筋力不足が見られます。歩いている時に膝で音がすることがあり、特に坂を上り下りするときの走りで膝の軟骨の炎症が発生します。急に距離を伸ばすことでも問題が起こります。
膝の軟骨炎の予防と治療
-
徐々に走行距離を増やしていく
-
走っている際の足の着地を狭め、膝を少し曲げて地面に足をつけることで膝への衝撃を軽減し、30%もの衝撃を減らすことができます。
-
関連する筋肉、つまり、臀筋、太ももの筋肉、コアボディの筋肉の強化を行う。
-
走った後は常に冷却をして炎症を減らす。
-
歩行の様子をチェックするために医者に会い、(Gait or Motion Analysis)機器で動きを評価し、歩行や走り方を改善するためのアドバイスをもらうことで怪我の予防に繋がります。
いつ再び走り始められるか
膝の軟骨炎の回復には数週間から数ヶ月かかる場合があります。注意すべき点として、痛みがあるときに走るべきではありません。休息後に再び走り始める際、膝が少し緊張している感じがするかもしれませんが、走るにつれて徐々に改善されれば走り続けることができます。しかし、走っていると痛みがある場合は、すぐに休むべきで、完全に回復するまで休息が必要です。