多くの方がお父さん、お母さん、おじさん、おばさん、伯父さん、伯母さんからソーシャルメディアを通じてメッセージを受け取ったことがあるでしょう。それはおはようの挨拶であったり、さまざまな祝福のメッセージであったり、宗教からの良い考えや心に残る言葉、さらには様々なニュースを共有することもあります。今日この時代では、高齢者がオンラインメディアを使って愛情や心配を孫や子どもたちに伝えることが一般的になり、オンラインメディアがあらゆる年齢の人々に対して持つ影響力を反映しています。
タイ国内のインターネット使用者の行動に関する2017年の調査報告によると、タイの高齢者は一日平均4時間インターネットを使用しており、高齢者に最も人気のあるアプリケーションはLineで、次いでFacebook、そしてYouTubeが続きます。特に人気のある活動は、Lineを通じたメッセージやビデオの送信、LineやFacebookでのコンテンツの共有、ステータスの更新、画像やビデオのアップロード、Facebookでのコメントの投稿などです。
高齢者にとってのソーシャルメディアの利点
ソーシャルメディアは、高齢者に多くの利点をもたらします。それには以下のようなものがあります:
- 世界と同じスピードで進む
- ニュースを得る
- 新しいことを簡単に常時学べる
- 退屈しない
- 孤独感を軽減
- 子孫とのコミュニケーションが指先一つで簡単に
- 同世代の友人との交流が容易に
高齢者に対するソーシャルメディアの弊害
しかし、高齢者がソーシャルメディアを過剰に使用すると、弊害が生じる場合があります。例えば:
- 健康被害
- 電子機器を長時間見つめることで、視力が低下し、網膜が損傷する
- 不適切な座り姿勢で、首や背中の痛み
- 就寝前のソーシャルメディアの使用は、神経系を過剰に刺激し、不眠の原因となり、最終的には慢性の不眠症やうつ病へとつながる
- 運動不足
- 親しい人との交流不足
- 不必要に時間や財産を失う場合がある
- 誤った情報を受け取り、それに従うことで危険に陥る可能性がある
とはいえ、高齢者はソーシャルメディアを適度に使用し、健康や家族との関係に悪影響を及ぼさないようにするべきです。一日に2~3時間以上利用しないこと、就寝前には使用しないことが推奨されます。また、健康情報を得た場合は、必ず専門の医師に相談することが重要です。